煎じた後の霊芝(れいし)をどうするか?
先日、知人から「煎じた霊芝(れいし)は何かに使えないか?」という相談がありました。
知人はサプリメントではなく、自分で煎じる方が安心との理由で霊芝そのものを購入しています。
煎じた後の霊芝は何に使えるのでしょうか?
今回はそれをお伝えしていきます。
霊芝には保湿成分があった
知人が何かに使えないかと聞いてきたのには理由があります。
私が霊芝の熱水抽出法で抽出できるエキスは約8%で、残りの約92%は捨ててしまうということを伝えていたためです。
せっかく買ったのに92%は再利用せずに捨ててしまうのは、確かにもったいない。
霊芝自体はシイタケなどのようにスライスして食べられる訳でもないですし、そもそも苦いので料理には向きません。
何とかエキスを煎じた後、捨ててしまう92%の何%でも使えないかを考えてみました。
その結果、1つヒントになるものがありました。
それが霊芝温泉。
群馬県にある万座温泉の湯の花旅館という旅館では「日本で唯一『本物のさるのこしかけ湯』が楽しめる温泉旅館です」とのこと。
何でも『延寿の湯』というのがそれ。
そういえば霊芝には保湿成分がありました。
煎じた後の霊芝はその保湿成分を活用するために入浴剤として利用するのがいい。
ただし温泉と家庭のお風呂では浴槽の大きさが違います。
柚子風呂のようにぷかぷか刻んだ霊芝を浮かばせるのはビジュアル的にイマイチ。
そのため生姜風呂など同様にガーゼに霊芝を包んでお風呂に入れるのが良さそう。
早速、ナイスアイデアを知人に連絡しました。
知人もそのまま捨てるにはもったいないと思っていたので、煎じた後にガーゼに包んでお風呂に入れてみたそうです。
ここで1つ問題が発生。
入浴剤の場合、さまざまなきれいな色がお風呂を楽しくさせてくれますが、霊芝の入浴剤はうっすらと茶色になるとのこと。
もともと煎じた後の霊芝ですから、茶色のエキスが出るのは仕方がないです。
ただ、見た目としては、ちょっとイケていなかったようです。
これには目をつむりましょう。
そして肝心の霊芝の保湿成分はどうだったか?
知人によるとそこそこ肌に保湿を感じたそうです。
これからだんだんと気温も下がっていき、お風呂で長湯をする機会も増えてくると思います。
そんなときに活用してみるといいかもしれませんね。
まとめ
煎じた後の霊芝はまとめてガーゼに包んでお風呂に入れることで、入浴剤代わりに。
霊芝には保湿成分があるため、これからの季節、肌がつっぱらないと思います。
お風呂で使った霊芝は雑菌が繁殖しやすいので、1回使ったら捨てた方が良さそうです。
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