霊芝の寺子屋[れいしのてらこや]

漢方の薬用キノコ霊芝の情報をお伝えするサイトです。

漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」には競走馬の走行能力改善作用が

horse_160823霊芝(れいし)は人にさまざまな効果をもたらしてくれる漢方の薬用キノコです。

そこで人に良ければ、動物にも効果を発揮するのではないかと思い、調べてみました。

すると思いがけない動物で霊芝の効果が発揮されていることが分かりました。

今回はそれをお伝えします。

競走馬にも使われていた霊芝

霊芝を使っている動物で検索をしていくと犬や猫といったペットへのサプリメントが出てきます。

これは想像できる範囲でしたが、特許公報で思いがけない動物が載っていました。

それが競走馬です。

 

競走馬は競馬で使われる馬のことです。

何千万円とか、何億円で競り落としたとニュースで流れています。

てっきり高い値段の競走馬の健康面で霊芝を使っているのかと思っていましたが、そうではありませんでした。

 

霊芝を使う目的はあくまで1着を取るため。

そのための効果が霊芝にはあるというのです。

その効果が走行能力の改善。

東洋製薬株式会社が取得した特許公報には以下のような記載があります。

競走馬においては血統が重視されるが、いくらすぐれた血統の馬であっても成育環境、トレーニング法、栄養状態の良否によって瞬発力や持久力に違いが生じ、これらによって左右される走行能力の優劣が競走での勝敗を左右する。また日頃の飼育管理時や調整期において、疲労からの回復力などの体力を増進し、維持することも前述の競走時の走行能力を改善することにつながる。本発明の競走馬用霊芝成分含有飲飼料又は飲飼料用添加剤は、このような走行能力に関与してこれを改善するものである。

競走馬は血統がすべてだと思っていましたが、そうとも言い切れないのですね。

 

さて、特許公報には霊芝には具体的な原材料名と配合量が記載されています。

それによると競走馬用の霊芝ドリンクの100mlの配合量は以下のようになります。

濃縮霊芝エキス(熱水抽出) 3.3~10 ml

還元麦芽糖                     0.5 mg

オリゴ糖                          0.1 mg

ビタミンC                        1000 mg

クエン酸                         0.4 mg

燐酸カルシウム                    0.3 mg

 

興味深いのが実際にこの競走馬用の霊芝ドリンクを16頭の競走馬に試したということ。

その結果も記載されています。

それが「被験馬16頭に対し、レース3週間前から霊芝ドリンクを投与した場合における入着内訳」というレース結果。

1着   8回(同一馬2回)

2着 15回(同一馬3回)

3着   8回

4着   8回

5着   1回

着外  6回

 

以上のような結果でした。

競走馬の走行能力は1着に入る回数が多いほど優秀との評価を得ます。

特許公報ではこのレース結果から「瞬発力及び持久力に代表される走行能力を必要とする競走馬に対して、優れた走行能力を与えることのできる」と記載されています。

本物のレースで実験するなんてすごいですね。

 

東洋製薬株式会社のサイトを見たのですが、残念ながら競走馬の飼料又は飲飼料用添加剤は見当たりませんでした。

 

これほどの効果があるのにもったいないと思っていましたところ、株式会社上薬研究所という霊芝メーカーがJRA及び地方所属の各厩舎でサプリメントを供給しているようです。

やはり一定の需要があるのですね。

 

まとめ

霊芝は競走馬にとって走行能力の改善作用があり、実際のレースで検証がされています。

健康面だけでなく、能力開発にも霊芝が役立っているというのは驚きでした。