漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」の一種、白い霊芝の白芝を初めて見ました
漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」には6種類の色があるとのこと。
その根拠となっているのが、中国の明時代に編纂(へんさん)された『本草網目』という薬学書です。
ここには霊芝を「芝」という名称で記載し、赤、青、黄、白、黒、紫の6つに分類。
現代では赤い霊芝の赤芝の他、日本メナード化粧品が力を入れている黒い霊芝の黒芝、そして紫色の霊芝の紫芝の存在が確認されています。
実際にキノコ商社のチハヤ株式会社のサイトを見ると卸販売をしていることが分かります。
ところが青い霊芝や黄色い霊芝、そして白い霊芝が販売されているのを見たことがありませんでした。
この3つについては現代では存在していないのではと思っていたほど。
白い霊芝、白芝は存在した
過日、霊芝の畑を見学する機会に恵まれたときに白っぽい霊芝を発見。
それがこれです。
白いですが霊芝の形はしていない不思議な物体。
スフレパンケーキのようなものも。
早速、農家さんに「白芝ですか?」と確認してみました。
するとこれらは赤芝の突然変異なので、白芝ではないとのこと。
白芝と思っていただけに、返答を聞いてガックリしてしまいました。
やはり白芝は存在しないのでは?
そんなことを思っていましたら、知人が裏の山で白い霊芝を発見したとのこと。
その写真を送ってくれました。
それがこれです。
確かに霊芝の形をしたキノコ。
それも真っ白い。
一瞬、さるのこしかけではないかと思いましたが、写真をよく見ると短いながらも柄があります。
となるとまさに白芝。
初めて見ました。
この写真を撮って送ってくれた知人には本当に感謝です。
まとめ
中国の明時代に編纂された『本草網目』という薬学書には霊芝は色で分類された赤、青、黄、白、黒、紫の6種類が掲載されています。
その中で市場に流通しているのは赤、黒、紫の3つ。
その他の青、黄、白に関しては市場に流通していないため、存在しているかも不明。
ところが知人が白い霊芝である白芝を発見、写真に撮って送ってくれたことで白芝の存在を確認できました。
私が存在を確認できていないのは残り、青と黄です。
これも誰か見つけて写真を送ってくれるとありがたいですね。
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