霊芝がドラッグストアであまり売っていないのはなぜか?
先日、近所のドラッグストアに行って健康食品のコーナーで霊芝(れいし)商品を探してみました。
残念ながら、そのドラッグストアでは扱っていない様子。
考えてみるとあまりドラッグストアで販売されていないですね。
なぜでしょうか?
今回はそれを考えてみました。
昔はテレビCMでも流れていた
関西では昔、セガミ薬局(現在の「ココカラファイン」)が霊芝のテレビCMを流していたのです。
その商品名は「エスモン」。
このようなテレビCMです。
もう1本。
私が知っている限り、ドラッグストアが霊芝をテレビCMまでして積極的に販売していたのを知りません。
セガミ薬局の霊芝に関する「本気」を感じます。
インパクトが大きかったせいでしょうか、エスモンをこよなく愛するバイクチームのサイトもあります。
http://www.geocities.jp/arex3max/index.html
本当にすごいですね。
今はドラッグストアで販売しているのか?
ドラッグストアはM&Aや合併などで規模を拡大しています。
ビジネスモデルとして規模の拡大はバイイングパワーを強めますので、今後もさらに大型の合併などがあるかもしれませんね。
さて、現在のドラッグストアのトップ10で霊芝は販売されているのでしょうか?
各ドラッグストアの通販サイトで確認してみました。
ドラッグストアの業界シェア&ランキングは「業界動向SEACH.COM」の平成25~26年のデータを参考にしました。
http://gyokai-search.com/3-drag.htm
1位 マツモトキヨシホールディングス
「御惠赤霊芝 60粒」が9,800円(消費税抜き)で販売されていました。
マツモトキヨシと霊芝があまりにもマッチしていない感じがしたので、少し調べてみました。
メーカーである有限会社日惠のサイトによると販売しているのは東京アキバ店(免税対応店)と東京銀座5th店(免税対応店)の2店舗だけで、中国人などの外国人用という感じ。
他の店舗では販売していないようですね。
2位 サンドラッグ
霊芝飲料「喜喜萬年霊芝飲料」や霊芝が配合されている健康食品はありましたが、メインにした商品は見当たりませんでした。
3位 ツルハホールディングス
「仙寿精霊芝ARGO(90粒×2箱)」が11,000円(消費税抜き)で販売されていました。
これは霊芝の広告がよくネットで出ている株式会社上薬研究所のものだそうです。
店舗でもこの商品を販売しているとのこと。
いまどき珍しいですね。
4位 コスモス薬品
霊芝商品を販売していませんでした。
5位 スギホールディングス
ネット通販自体を休止しているそうです。
そのため霊芝商品の扱いは不明。
6位 ココカラファイン
「霊芝 エスモンプラス 糖衣粒 330粒」が9,333円(消費税抜き)で販売されていました。
ココカラファインはセガミ薬局やセイジョー、クスリのコダマなどが合併してできたドラッグストアです。
元はセガミ薬局なのでやはり「エスモン」を販売していましたね。
7位 ウエルシアホールディングス
霊芝商品を販売していませんでした。
8位 カワチ薬品
ネット通販自体を実施していませんでした。
そのため霊芝商品の扱いは不明。
9位 クリエイトSDホールディングス
霊芝商品を販売していませんでした。
10位 アインファーマシーズ
霊芝商品を販売していませんでした。
こう見てくると10社中、霊芝を扱っていたのは3社、その中でちゃんと全店対応をしていたのが2社だけでした。
5社は商品の取り扱いなし。
2社はそもそもネット通販をしていませんでしたので、商品の扱いは不明。
恐らく扱っていないと思います。
そう考えると80%のドラッグストアで霊芝は販売していないことになります。
なぜドラッグストアで霊芝商品は販売されていないのか?
ここからは私の推測です。
ドラッグストアで霊芝商品が販売されていない理由は大きく3つあると思います。
1つ目は認知度が低く、セルフ販売に向いていない商品だから。
ドラッグストアに行くと店舗の大きさに比べて、店員さんが少ないように感じています。
その店員さんもいろいろな商品の補充をずっと忙しくやっているイメージ。
今のドラッグストアの主流はセルフ販売。
霊芝商品が健康食品のコーナーにあったとしても、霊芝自体を知っている人が少ないので売れないのでしょう。
余談ですが、当ブログも霊芝の素晴らしさを知って欲しいために書いていますが、認知度が高い商品だったら、そもそも当ブログも必要ないですしね。
2つ目は効果効能が多岐に渡っているため。
霊芝の効果効能は主だったものだけでも、抗癌(がん)作用や免疫力向上(調整)作用、血流改善作用、血圧降下(安定)作用、血糖降下作用など。
ドラッグストアの健康食品を見てみると、一発で何に効くのかが分かる商品ばかり。
いろいろな効果効能がある商品は売りにくいのでしょう。
3つ目は価格が高いこと。
ツルハホールディングスの「仙寿精霊芝ARGO(90粒×2箱)」が11,000円(消費税抜き)、ココカラファインの「霊芝 エスモンプラス 糖衣粒 330粒」が9,333円(消費税抜き)と他の健康食品に比べて高いです。
ドラッグストアにある他の商品と比べても高額の部類に入ると思います。
ドラッグストアで10,000円もする商品がセルフ販売で置いてあったら、まず買わないですよね。
以上の3点からドラッグストアで霊芝商品をあまり見ないと言えます。
逆にツルハホールディングスとココカラファインはなぜ霊芝商品を販売しているのかを聞いてみたいですね。
まとめ
昔、セガミ薬局が「エスモン」という霊芝商品をテレビCMで流していたのは画期的でした。
今でも合併して社名が変わったココカラファインでは「霊芝 エスモンプラス 糖衣粒 330粒」という霊芝商品を販売しており、ツルハホールディングスでも「仙寿精霊芝ARGO(90粒×2箱)」という商品が販売されています。
ただこの2社以外は霊芝商品の取り扱いがほぼなく、セルフ販売で規模を拡大してきたドラッグストアとの相性はイマイチのようです。
霊芝商品を初めて買うのであれば、やはり通販などでじっくりと情報を集めてから買うのがいいかもしれませんね。
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