漢方の薬用キノコ霊芝(れいし)サプリメントの製造方法(熱水抽出法編)
霊芝(れいし)サプリメントにはさまざまな製造方法があります。
しかし、それが具体的にどのような製造方法なのか、他の製造方法とは何が違うのかがイマイチ分かりませんよね。
そこで私なりに調べたものをここに書いていきます。
今回は霊芝エキスを抽出するときによく使われる「熱水抽出法」についてです。
熱水抽出法は「煎じる」のと同じ
熱水抽出法と書くと仰々しいですが「煎じる」ことと同じです。
といっても一般の家庭でグツグツと霊芝を煮出すのと違い、霊芝サプリメントの場合、工場で専用の機械を使って抽出を行います。
エキスを抽出できる量は抽出率という数字で表されます。
霊芝の場合、熱水抽出法での抽出率は約8%とのこと。
なんと霊芝の残り約92%はエキスを抽出することができず、捨てられてしまいます。
http://www.joyakuken.co.jp/reishi/process.html
もったいないですね。
なぜ約8%しか抽出できないかというと霊芝の組織が硬いためです。
霊芝をグツグツと煮出しても、霊芝の硬い組織からエキスを抽出することは想像以上に難しいということ。
工場で専用の機械を使っても抽出率が約8%ということは、家庭で煮出しただけだとそこまで抽出できない可能性があります。
それでも専用の機械がない昔の人たちは霊芝を煎じて飲んで効果がありました。
ということは霊芝に含まれる有効成分がとても良いものだったということです。
熱水抽出法の残念な点
昔から「煎じる」で親しまれてきた熱水抽出法ですが、実は残念な点があります。
それは霊芝に含まれる水溶性成分しか抽出できないことです。
霊芝の有効成分には水に溶ける水溶性成分と油に溶けやすい脂溶性成分があります。
熱水抽出法は水で抽出するものなので、脂溶性成分を抽出することができないまま約92%が捨てられてしまうのです。
昔から一般的に用いられている非常にポピュラーな抽出法ですが、このような残念な面もあります。
まとめ
霊芝サプリメントのエキスを抽出するために用いられる「熱水抽出法」は、昔からの「煎じる」と同じ原理です。
ただ、現在の熱水抽出法は工場の機械を使って、霊芝のエキスを抽出するのにベストな水温や時間を測って行います。
それでも抽出できるエキスは約8%。
それも脂溶性成分は抽出することができず、水溶性成分のエキスしか抽出できません。
何より約92%の霊芝はエキスを抽出することができず、捨てられてしまうのです。
非常にもったいないと思うのは私だけでしょうか?
しかし、この抽出法で昔から多くに人に効果が現れていたということは、霊芝の有効成分が非常に良いものであると言えます。
やはり霊芝ってすごいですね。
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