セサミンで有名なサントリーウエルネス（以下、サントリー）が販売していた「鹿角霊芝（ろっかくれいし）」がサントリーのサイトを見ると販売終了になっていました。

なぜ販売終了に？

唐突の感は否めない「鹿角霊芝」の販売終了の告知ですが、その理由は原材料である鹿角霊芝の安定調達に支障が出たためとのことです。

以下が販売終了のお知らせの文書です。

お客様には、日頃よりサントリーウエルネスの健康食品『鹿角霊芝』にひとかたならぬご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

『鹿角霊芝』につきまして、誠に申し訳ございませんが、販売を終了させていただくこととなりました。

 

私どもは、体に備わる“健康力”をサポートする『鹿角霊芝』を、末永くお客様の健康にお役立ていただきたいとの思いからさまざまな努力を重ねて参りました。

しかし、当社の品質基準を満たす原材料を安定的に調達することが困難な状況となってしまったため、誠に残念ながら販売を終了させていただくこととなりました。

 

ご愛顧いただいたお客様に対し、ご期待に添えない結果となってしまいましたことを重ねて深くお詫び申し上げます。

この文書はサントリーのブランドだからこそ書かれたものだと推測します。

そこにはちゃんと実情が明かされているところはさすがですね。

サントリーの鹿角霊芝は中国産

サントリーが販売していた『鹿角霊芝』は中国産（中国・山東省産）でした。

「「霊芝（れいし）」を買うときは産地を確認しましょう」でも書きましたが、中国産はさまざまな問題があります。

今回、「当社の品質基準を満たす原材料を安定的に調達することが困難な状況となってしまった」と書いてあることから、やはり中国産を使うということは相当なリスクがあるという悪い意味での事例となってしまいました。

サントリーのサイトを見る限り、品質を維持するための施策を何も打ってこなかったとは考えにくいです。

サントリーほどの企業が手を打っても原材料の霊芝の品質が維持できないということはやはり中国産は避けた方が無難だということが分かります。

まとめ

サントリーほどの企業規模で品質管理をしっかりと行っていたとしても、中国産の霊芝の品資質管理は一筋縄ではいかなかったという事例でした。

この事例から学べることは、中国産の霊芝を製品として使用することのリスクについてです。

霊芝は健康のために毎日飲むものですから、やはり中国産ではない国産の霊芝を選んだ方が安心ですね。