漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」の抗がん効果
「さるのこしかけ」という名で有名になった霊芝(れいし)。
当時は霊芝が「がんに効く」ということで一世を風靡(ふうび)しました。
霊芝はがんに効くのでしょうか?
霊芝メーカーが考える抗がん効果
霊芝メーカーの「北海道霊芝」のサイトには以下のようなことが書かれています。
●ガンを予防および抑制する効果
ガンには様々な要因があるといわれていますが、血液の汚れもその一因であるといわれています。
ガン患者は血液の粘度が高く、採血した血液が凝固しやすい傾向があります。状態が改善すると血液の粘度は低下し、サラサラになります。
漢方レイシを摂取することで血液の粘度が低下するため、脾臓の働きを改善する効果もあると期待されています。
脾臓の機能が維持されることによって免疫機能も維持でき、さらにβ-D-グルカンによるマクロファージへの直接の作用の組み合わせは、ガンを予防するために力を発揮すると考えられています。【2】
北海道霊芝 ニュースリリース「霊芝(れいし)の効果」より
http://www.hokkaido-reishi.com/newsrelease/newsrelease_22.html
どうやら霊芝はがんに直接効くのではなく、免疫機能を高めることでがんを予防する働きがあるというのが「北海道霊芝」の見解のようです。
がん治療には免疫機能向上が大事
そもそもがんになるのは免疫機能が下がっている状態が続き、がん細胞の増殖を止められなくなってしまったためです。
がんになってしまった場合、一般的な治療法は摘出手術や抗がん剤、放射線治療の3つです。
一方、これら以外の治療法として「免疫療法」があります。
免疫療法は自分の免疫細胞を取り出し、増やした上で再度、体内に戻すというもの。
この治療法でも分かるように、人体の免疫を上げることは一定の効果があるということです。
霊芝の効果の1つに免疫機能向上(調整)があります。
霊芝を飲むことでその人の体に備わっている免疫機能が向上すれば、がん治療のサポートになることが期待できます。
まとめ
昔、「さるのこしかけ(霊芝)はがんに効く」という伝承は、免疫機能を向上させる効果を持つ霊芝からすると、決して間違いではないと思います。
闘病をされている人にとっては、霊芝は役立つ漢方の薬用キノコといえるでしょう。
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