漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」の体内時計調節作用
特許公報はさまざまな情報が分かるので興味深いです。
先日も日本メナード化粧品の特許により、霊芝(れいし)に抗ストレス作用があることを知りました。
そこで再び特許公報で「霊芝」を検索したら、また霊芝の新たな作用を発見。
それが「体内時計調節作用」です。
今回はこのことについてお伝えしていきます。
体内時計とは?
今回も特許を取得していたのは化粧品メーカーの日本メナード化粧品。
このメーカーは赤霊芝と黒霊芝の2つにこだわって霊芝商品を出しています。
また霊芝の可能性を研究し、「特許」という形でガードしているようです。
さて、今回、霊芝の特許が認められたのは「概日リズム調整剤」(特開2016-56140(P2016-56140A))というもの。
概日リズムとは一般的には体内時計と呼ばれています。
そのため当ブログでも体内時計として書いていきます。
最近、テレビCMや新聞で味の素の「グリナ」が大々的に広告を出していますね。
これだけ広告を出しているということは、それだけニーズがあるということ。
多くの人が質の良い睡眠が取れていないということですね。
その原因の1つに体内時計の狂いがあります。
私が子供の頃は、お店は19:00くらいには閉まっていました。
それが今ではコンビニのように24時間、ずっと開店しているお店や深夜営業をしているお店が当たり前。
これだけ多くのお店が深夜まで営業しているということは、それだけ多くの人が利用しているということです。
本来、人間の体には体内時計があり、夜になると眠たくなり、日の光を浴びるとリセットされるようになっています。
ところが夜更かしや交替勤務(シフトワーク)などで、体内時計が狂うようになってきているのです。
体内時計が狂うことにより、深夜に食欲が増し肥満になりやすくなったり、交感神経から副交感神経への切り替えがうまくできなくなり血圧が上昇したりします。
体内時計が狂うことは健康にとって決して良いことではないのです。
霊芝の体内時計調整作用とは?
そのような問題について日本メナード化粧品は霊芝エキスを用いて体内時計調整作用を発見したというのです。
キーワードは「Bmal1(ビーマルワン)」という時計遺伝子です。
Bmal1はタンパク質の一種で体内時計が正常に働くように調整することと、体に脂肪をつける働きを持っています。
体に脂肪をつける働きは時間によって差があり、日中は少なく、夜間は多くなります。
そのため夜中に食事を摂ると脂肪がつきやすくなるのです。
さて日本メナード化粧品は霊芝エキスの中にこのBmal1を発現促進や調整効果があることを発見したとのこと。
霊芝エキスによってBmal1が発現すれば、狂った体内時計を調整し、正常化できます。
いや~霊芝って本当にすごいですね。
まとめ
日本メナード化粧品は霊芝エキスに体内時計を正常化するBmal1というタンパク質の発現促進や調整作用があることを発見しました。
体内時計が狂うと健康に悪影響を及ぼします。
それを改善できるということは、健康維持にとってもありがたいですね。
日本メナード化粧品にはさらにさまざまな霊芝の効果を発見してもらいたいものです。
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