霊芝の寺子屋[れいしのてらこや]

漢方の薬用キノコ霊芝の情報をお伝えするサイトです。

漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」の栽培では気温が大事

reishi_160808先日、漢方の薬用キノコである霊芝(れいし)のサプリメントを購入している会社のご厚意で、霊芝が栽培されている畑を見学する機会を得ました。

その畑はまだ霊芝が生長している段階。

そこで興味深いものを見ましたので、今回はそれをお伝えしていきます。

霊芝の芽は2種類存在する

今回、霊芝の畑で異なった芽を2種類見つけました。

農家さんに聞いたところ、この2種類の違いが分かりました。

 

まずこれが正常に生長している霊芝の芽です。

 

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白くなっている部分がだんだんと横に広がっていき傘となっていきます。

 

これが白い部分を残しながらも、だんだんと見慣れた形になっていっているものです。

 

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ところがこれらの芽とは異なった芽を見つけたのです。

それがこの写真です。

 

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土からかりんとうが出ているような感じに生えています。

 

実はこれもう生長することがない「死んだ」芽なのです。

なぜこのような芽が出るのでしょうか?

 

霊芝の芽は気温の変化で生長が止まることも

農家さんの話によると、霊芝の芽が出た後は気温が高くないと芽が生長しないとのこと。

なんでも芽が出てから涼しい日が続いたため思うように霊芝が生長しなかった時期があったらしいのです。

 

そのため気温に敏感な芽は生長することなくかりんとうのように死んでしまったとのことでした。

芽が生きているか、死んでいるかは芽の先端が黄色く変化するか、茶色のままかで判断するそうです。

 

考えてみると霊芝も菌類。

高温多湿を好む訳ですね。

高温の日が続かないと生長が止まったり、生長速度が遅くなったりするようです。

そのため農家さんは気温の変化に敏感です。

 

私が訪れた日は熱中症になりかけるくらい暑い日でしたので、涼しい日があったなんて想像がつきませんでした。

いろいろ農家さんのお話を聞くと、霊芝栽培は苦労が絶えないようです。

そのような中でサプリメントの原料となる霊芝を栽培してくれている農家さんには本当に頭が下がります。

 

まとめ

霊芝は芽が出た後の気温により、生長を止めて死んでしまう芽が発生します。

その原因は気温。

生長時に高温多湿を好む霊芝にとって、気温が上昇しない日が続くと生長を止めて死んでしまう芽が発生します。

 

死んでしまった芽はすくすく育つ芽とは異なり、先端が黄色くならないので、素人の私でも見分けがつくようになりました。

畑での模様は他にもありましたので、機会を見てまたお伝えしたいと思います。