漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」の抗ストレス作用
先日、マイナビニュースで「専門家調合のハーブティー「今古今」、妊活・妊娠・授乳時期に最適なのはどれ?」(2016年7月18日)というニュースが載っていました。
http://news.mynavi.jp/news/2016/07/18/208/
この記事の中に「古くからストレス時のからだの調整に良いとされる霊芝やあまちゃづるも、癖なく飲みやすくなっています」という文章がありました。
霊芝に抗ストレス作用がある?
本当に霊芝には抗ストレス作用があるのか、それを調べてみました。
霊芝に抗ストレス作用があった
霊芝に抗ストレス作用があるのかを調べてみました。
すると過去に化粧品メーカーの日本メナード化粧品が抗ストレス剤の特許を申請していることを発見しました。
http://www.j-tokkyo.com/2004/A61K/JP2004-307425.shtml
これによると日本メナード化粧品の抗ストレス剤はコルチゾールの分泌抑制作用がある黒霊芝抽出物を含有することが特徴とのこと。
後に特許として認められたかを確認しましたところ、特許を取得していました(特開2004-307425(P2004-307425A))。
ということは霊芝(正確には黒霊芝)には抗ストレス作用があるということですね。
コルチゾールとは何か?
コルチゾールとは副腎皮質から分泌されるホルモンです。
糖やタンパク質、脂質、骨などの代謝をすると共に免疫力にも関係しており、とても重要なホルモンと言えます。
また人体はストレスを感じるとコルチゾールを分泌してストレスから身を守ろうとします。
ところがストレスを感じ続けるとコルチゾールは過剰に分泌されます。
結果、コルチゾールの濃度が高くなると免疫力が抑えられたり、副腎や体全体に疲労が蓄積されたりして体調を崩しやすくします。
そのためストレスを感じても過剰にコルチゾールが分泌されないようにすることが求められているのです。
そのようなニーズに応えようとしたのが今回の霊芝エキスによる抗ストレス剤の特許の趣旨のようですね。
まとめ
霊芝には抗ストレス作用があることが判明しました。
それは日本メナード化粧品の特許により判明したことです。
ストレスを感じると副腎から分泌されるホルモンがコルチゾール。
このホルモンは生体維持のために重要な働きをする一方、ストレスで過剰に分泌されると体調を崩す原因ともなります。
日本メナード化粧品はこのコルチゾールの分泌抑制作用が霊芝エキスに含まれることを発見、特許を取得しました。
霊芝には私も知らないさまざまな働きがあるのですね。
今回はニュース記事から1つ勉強ができました。
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