漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」に肥満抑制効果
先日、インターネットのニュースを見ていたら昨年の記事で「【医学】マウスの体重を減らすキノコ」(2015年6月24日)という記事を見つけました。
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/9992
リリースを出したのは有名な科学雑誌『Nature(ネイチャー)』の広報部門。
この記事によると霊芝がマウスの腸内微生物叢の構成を変えて、肥満を抑えることが実証されたという。
肥満になるとどうなるのか?
肥満は健康に良くないというのは多くの人が知っていますが、その理由をご存じでしょうか?
肥満には大きく「皮下脂肪タイプ」と「内臓脂肪タイプ」の2つがあります。
健康に大きな影響を与えるのは内臓脂肪タイプ。
この内臓脂肪が、よくメタボと言われている「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」なのです。
メタボリックシンドロームの問題点は、内臓脂肪タイプの肥満の人が高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)を患っていることが多いということ。
これらの病気がある人は動脈硬化を進行させてしまいます。
動脈硬化は高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)の症状をさらに悪化させるだけでなく、日本人の死因第2位の心筋梗塞(心疾患)や第3位の脳梗塞(脳血管疾患)の発症リスクを飛躍的に高めます。
そのため、内臓脂肪タイプの肥満を解消することは健康を維持していく上でも必要なことになるのです。
霊芝に肥満抑制の効果
今回の科学雑誌『Nature(ネイチャー)』の記事では以下のように書かれています。
マウスモデルを用いた研究を行い、高脂肪食を与えられたマウスの食餌に霊芝抽出物を加えることの効果を調べた。霊芝抽出物入りの食餌を摂取したマウスは、高脂肪食による腸内微生物叢のバランス異常が改善され、体重が減り、その一方で腸障壁の完全性は保たれていた。また、今回の研究では、このマウスの糞便を他の肥満マウスに移植する実験が行われ、こうした霊芝抽出物の摂取による有益な代謝効果を再現できることが明らかになった。霊芝にプレバイオティック機能と体重減少機能があることが実証されたのは、今回が初めてだ。
つまり霊芝には肥満を抑制する効果があるということです。
ちょっと驚きの報告ですが、『Nature(ネイチャー)』に掲載されているということは、信頼性が高い情報ということ。
霊芝の可能性がまた広がった感じがします。
まとめ
霊芝には肥満抑制をする働きがあるということです。
肥満、それも内臓脂肪タイプの肥満はメタボリックシンドローム(メタボ)に該当し、健康を害するリスクが飛躍的に高まります。
ダイエットをしてメタボリックシンドローム(メタボ)を解消することは、健康体でい続けるためにも必要なことです。
霊芝を飲むことでその解消の一翼を担えます。
高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病で血流改善を目的に霊芝を飲まれている方にとっては、さらにうれしい働きが見つかりました。
漢方の薬用キノコである霊芝は本当にいろいろな効果があるのでお勧めです。
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