漢方の薬用キノコ「霊芝(れいし)」の抗血栓作用
健康のためには血液をサラサラにし、血管が柔らかい状態を保つことが大事というのは誰もが知っている健康知識ですね。
なぜ血液をサラサラにし、血管を柔らかい状態を保たなければならないのか?
血液が汚れてドロドロになり、血管が硬くなる、つまり動脈硬化を起こすと血流が悪化します。
血流悪化は生活習慣病の原因となるだけでなく、場合によっては血栓により死に至ることもあります。
今回はその血栓を改善する霊芝の働きについてお伝えします。
霊芝には抗血栓作用がある
特許データベースによると日本メナード化粧品が抗血栓作用で霊芝の特許を取得しています。
赤霊芝はアルコール抽出法で抽出したエキスを、黒霊芝は熱水抽出法で抽出したエキスを使用したものだそうです。
特許の文面には以下のことが書いてあります。
赤霊芝と黒霊芝の抽出物を併用することにより、赤霊芝抽出物または黒霊芝抽出物単独の場合と比較して、特に優れた血小板凝集抑制作用を示した。赤霊芝と黒霊芝の抽出物を含有する食品、医薬部外品、医薬品は、抗血栓作用を有し、血栓症の改善ばかりでなく、血栓が関与する動脈硬化、くすみ、痴呆、肩こり、頭痛などの症状の予防や改善に有効である。
ポイントは赤霊芝や黒霊芝エキス単体ではなく、2種類の霊芝エキスを併用することだそうです。
血栓は健康にどのような悪影響があるのか?
血栓とは血のかたまりです。
動脈硬化を起こし、血管内が狭くなっている状態で血栓が血管をふさいでしまうと、その先に血液が行き渡らなくなります。
するとその先の細胞に酸素や栄養が届かなくなり、時間の経過とともに細胞が壊死する確率が急激に上昇します。
これが心臓で起これば心臓の細胞が壊死してしまう心筋梗塞に、脳で起これば脳細胞が壊死しまう脳梗塞になります。
これらは死に直結しています。
早期治療で一命を取り留めたとしても壊死した細胞は元に戻らないため、日常生活にも支障が出てきます。
再発の確率も高いため注意が必要です。
他にもエコノミークラス症候群なども血栓が肺の動脈をふさいでしまうために起こります。
つまり血栓ができるということは非常に厄介なことなのです。
霊芝エキスにはこの血栓を作らないようにする働きがあるということが日本メナード化粧品の特許から分かります。
まとめ
日本メナード化粧品の特許によると赤霊芝と黒霊芝のエキスの併用で優れた抗血栓作用が認められたそうです。
黒霊芝はなかなか市場に出回っていないため、併用するのは個人では無理そうです。
ただし特許には併用した場合「優れた」と書いてあるため、赤霊芝単体でもそれなりの抗血栓作用があると推察されます。
血栓ができて、血管を詰まらせると危険なので、血栓を作らないようにすることがポイント。
日常生活では水分補給をこまめにすることや、座りっぱなしではなく歩くなど足を動かすなど適度に運動をすることが大切です。
もちろん霊芝も効果があるので、上記のことと組み合わせて血栓を作らないようにしていきましょう。
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