霊芝の寺子屋[れいしのてらこや]

漢方の薬用キノコ霊芝の情報をお伝えするサイトです。

白鶴霊芝とはどのようなものか?

think_160711

霊芝の情報を得るためによくインターネットで検索しています。

すると「白鶴霊芝」という言葉を発見しました。

鹿角霊芝は知っていますが、白鶴霊芝は知りませんでしたので、早速、調べてみました。

白鶴霊芝とは?

白鶴霊芝は正式には白鶴霊芝草「はっかくれいしそう」と呼ばれる中国原生のキツネノマゴ科の多年草です。

 

なぜ白鶴霊芝と呼ばれているかの由来は以下のようなものです。

「白鶴」は花が白い鶴が羽根を広げて飛んでいるように見えるため、そして「霊芝」は中国歴代皇帝に愛用されていたものらしく、その効果が「上薬(上品)」である霊芝や高麗人参などをしのぐためだそうです。

つまり漢方の薬用キノコである霊芝とは全く別物なのです。

 

白鶴霊芝には抗酸化作用、抗アレルギー作用、血糖値上昇抑制作用などの効果があるとされています。

加えて美白作用やコラーゲンの産生促進作用、メラニン色素抑制作用などがあり、美容関連の原材料としても注目されているとのことです。

 

もともとの産地は中国ですが土壌汚染の影響で品質は良くなく、現在は主に台湾産の評価が高いようです。

 

化粧品メーカーのARSOA(アルソア)が白鶴霊芝を原材料としたサプリメント「ジオリナ白鶴霊芝EX」や「ジオリナ白鶴霊芝AG」などを販売しています。

 

まとめ

白鶴霊芝は霊芝の効果をしのぐところから命名されたもので、漢方の薬用キノコとはまったく異なる薬草です。

良質とされる台湾産は生産量が少ないらしく、貴重なものとなっています。

 

効能としては抗酸化作用、抗アレルギー作用、血糖値上昇抑制作用などがあるため、日本では主にサプリメントの原材料として使われることが多いようです。

他にも美白作用やコラーゲンの産生促進作用、メラニン色素抑制作用などの美容成分が認められているため、今後は美容関連の原材料としても使用が期待されそうです。

 

しかし、キノコではない薬草にも「霊芝」という文字が使われていることから、いかに過去から霊芝が1つの基準になっていたかが分かるエピソードでした。